雑観書留

基本的にオタ活で雑多なトピックについて書きたくなったときに使われます

声優パラダイスR vol.49発売記念イベント「矢野妃菜喜さんトークショー&特典お渡し会」参加記録

もうかなり前になってしまいましたが、2022/09/25に行われた声優パラダイスR vol.49発売記念イベント「矢野妃菜喜さんトークショー&特典お渡し会」に参加しました。

普段はあまりこういうイベントのログは書かないタイプなんですが、さすがに忘れたくなさすぎるので書いておいてみようかなと思いました。

イベント告知

声パラの表紙になると発表されたときから、「声パラならお渡し会イベントやるかもなあ」とは思っていましたが、矢野妃菜喜さんのいわゆる接近イベントは2019年末のコミケでのBATON=RELAYお渡し会以来のはずなので、ついに来たかという気持ちでした。

僕自身、今ではBATON=RELAYがめちゃくちゃ好きなんですが、初期から追っていたわけではなく、このお渡し会の時点ではBATON=RELAYのことをほとんど知りませんでした。

むしろこのお渡し会でお渡しされる Pass the Baton というファンブックを買って、それを基にコンテンツを履修し始めようかなと思っていました。(結果この本を機にどハマりしたんですが)

声優さんを誰も知らなくて、失礼になったら嫌だなと思って「これお渡しなしで買うことってできますか?」とスタッフさんに訊いたくらいです。

結果無理そうだったので、鳴海夏音さんの回に参加して「まだよく知らないんですがこれを読んで勉強しようと思います」みたいなドチャクソ失礼なことを言って帰ってきたのは今でも後悔してるんですが、そのぶん今できることを大事にしていきたいなという前向きな方向に転換していこうという気持ちです。

 

そんなこんなで妃菜喜さんの接近イベントにはBATON=RELAYでも参加したことがないので、参加できれば接近イベントは初めてになります。

とはいえ僕は人見知りだしあまり接近戦が得意なオタクではなく、基本的にはできる限り自分自身が知られることなくひっそりと応援していきたいタイプのオタクなので、「どうしても行きたい!」みたいな感じでガンガン声パラを積んだりすることはなく、「どうせ買うし、それなら応募券がもらえるとこで1冊買って、とりあえず応募しよう」くらいの気持ちでした。

(結果、後日次々公開された店舗別ブロマイドが軒並みよすぎて、応募券もらえないとこでも追加で2冊買ってしまった、2冊でも絞るのはかなり苦渋の決断だった、オタクは愚か)

イベント当落

1口しか応募してないので「まあ当たらんやろ」の気持ちで当落ページを開いたら赤い「当選」の文字が目に入ってきて、「嘘やろ!?!?」になりました。

TLを見てると落ちてる人も当然ながらいて、「とりあえず応募」でも当たったらもちろん真剣に向き合おうと応募時から決めてはいたのですが、一層この機会をちゃんと大事にしていきたいなと思いました。

とりいそぎ、「妃菜喜さんお渡し会準備」というタスクをTODOリストにぶち込みました。

 

基本的に話す内容が一番大事だなと思い、昨今の声優としてのめざましい活躍や、DUSTY FRUITS CLUBでのライブパフォーマンス、妃菜喜さんの書く歌詞など、妃菜喜さん自身の好きなところ、応援している気持ちを伝えるのが一番よいかなとも思いました。

一方でこれだけ貴重な接近の機会で、僕自身は今まで話すことができなかったBATON=RELAYの話・葉澄の話をできる機会なんて、もうないかもしれないという想いも拭えず、とはいえ今更の話すぎるかな、とずっと迷っていました。

イベントが近づいてきた頃、ありがたいことにBATON=RELAYきっかけで繋がった妃菜喜さん推しのオタクから気に掛けてくれるような連絡がきて、いろいろ話し合ったりしているうちに「やっぱり僕はBATON=RELAYが好きなんだよなあ」と踏ん切りがついて、妃菜喜さん自身の話もできるよう努力しつつ、メインは葉澄の話にすることに決めました。

今でもBATON=RELAYの話ができるオタクがいる、マジで感謝です。

イベント当日

服装はBATON=RELAYの幻の1stライブTシャツに、2021年の葉澄誕に手作りした葉澄ぬいぐるみを持っていくことにしました。

ちょっと重いキモオタすぎるかなと思いつつ、実際葉澄グッズは他に缶バッジくらいしか存在しないので、葉澄にフォーカスするならこっちの方がいいかな……と持っていきました。

 

お渡し会の会場はAKIHABARAゲーマーズでしたが、イベントの日はちょうど秋葉原スクフェス感謝祭もやっていたので、近場のスタンプラリーを回収したりして集合時間の調整をしていました。

妃菜喜さんは初めてですが、他の方のお渡し会には2回ほど参加したことがあり、フォーマットをある程度予想していました。今まで参加したものはだいたい

  • 集合して、その順に席についていって前から座る。
  • 最初にちょっとトークをする。
  • その後、前の座席から順に整列場所に並んでいって、他のオタクたちの目の前で順番にお渡しされる。
  • お渡しされたら15〜30秒ほど会話して退場。

となっていました。

席順については、イベントの事前告知で「入場時に配布する整理券順」と書いてあったので、先着順ではなさそうでした。

実際のところ、個人的には

  • 自分より前のオタクと登壇者が話している内容を多く聞ける
  • 前のオタクの会話の間に心を落ち着かせられる
  • 結局一番近いのは明らかにお渡しのタイミングなので、トークショーパートで近くなくてもよい

などの理由から僕は後ろの席がよかったので、先着順ならわざと遅めに行くことも考えたのですが、あんまり意味がなさそうなので普通に集合時間ちょっと前くらいに行きました。

結果、引いた席は最前でした。なんで???

意味わからんくなりながら30分くらいずっとソワソワしながら過ごしました。

イベント中

まずゲーマーズのスタッフらしき人が出てきて、注意事項などを話していました。

お渡しの会話時間は勝手に15秒を想定していたので、内容をかなり短くしようと考えていたんですが、たしかこのあたりで30秒とアナウンスされたんだった気がします。

「15秒短すぎ無理ゲー」と思ってたので、想定以上に長く喋れそうで、緊張して詰まってももうちょっと何か言えるかな、みたいな気持ちになりました。

あとは、情勢を考慮して特典は直接のお渡しではなく、終わった後に出口付近の机から自分で取っていくスタイルになるとのことでした。

まあ妃菜喜さんが明らかに触って書いたサインとかは他にも持ってるのでここも個人的には全然OKです。

 

その後、まず声パラの担当者の方 (名前忘れてしまった、申し訳ない) が先に出てきて、妃菜喜さんを呼び込みました。

呼び込まれて出てきた妃菜喜さんは紺色をベースに黄色い花柄がついたワンピースで、表紙の浴衣を意識してるのかなと思って見ていました。(あとで本人から意識しているという言及がありました)

その後トークでしたが、僕はお渡し会でどうするかについて考えすぎていたあまり、「トークショー&お渡し会」のトークショーの部分をすっかり忘れていたため、トークは一瞬で終わるものかと勝手に勘違いしていたんですが、たぶん20分以上は喋ってくれていたと思います。ありがてえ。

トークショーの話で覚えている部分をかいつまんで箇条書きすると、

  • 表紙のひまわりは造花、写ってるところよりも外にもたくさんあった
  • ところてんはお酢で食べた、関西だと甘いので新鮮だった (雑誌中でもしてた話)
  • ところてんが思ったより固くて出すのが大変だった
  • 金魚掬いは本当の金魚を使うとかわいそうだからおもちゃだった
  • 誌面をめくりながら振り返っていたが、最後のページで隣がペイトン尚未さんになり「ペイちゃんだ、かわいい」となっていた
  • 誌面でペイちゃんがクレープ作ってた話までしてた
  • スクフェス感謝祭をやっているので近くにみんながいる
  • 声パラで連載が始まるが、まだ内容が決まっていない。海外ロケとかじゃなければ割となんでもできる、という話だったが、あまりまだアイデアがなさそうで、タイトル案などを募っていた
  • 次号にも妃菜喜さんが出るという話で「矢野妃菜喜×相良茉優 LOVE Triangle」とは何か?という話になった
    • 2人なのになぜTriangleなのか?
    • 前田佳織里×相良茉優で3人?でも、なぜか1人チラつく
    • 実は四角形?でもあぐぽんはペイちゃんと写真撮ってるから五角形では?
    • など

  • 普段スタッフにあまり要望などは言わないあぐぽんが、「妃菜喜ちゃんと2人で撮りたい」という要望は出しているらしい

僕にしてはかなり覚えてる方だと思うんですが、もう少し記憶力が欲しい……

 

その後、お渡し会パートに。一度妃菜喜さんが捌けてから、ステージ上に机・椅子・アクリル板などを設置してから、もう一度呼び込みでした。「あ、座るんだ」となりました。いや、別に何も問題ないんですが……

僕は10番目だったので、それまで他のオタクの話を聞きながら言おうと思ってることを反復したりしてました。

僕より前のオタクは、時期的に虹5thが終わった直後なこともあってか、虹ヶ咲や侑ちゃんの話をする人が多かった印象で、ウマ娘やセレプロの話をする人が一部いる、くらいの印象でした。#セレプロ2ndライブ求ム

お渡し会パートに入ってからかなり緊張してたんですが、自分の番が近づいて並んだくらいから逆になぜか緊張をコントロールできる気がするゾーンに入り、なんかいける気がしてきました。なぜ?

 

以下、記憶が正しいか怪しい部分もありますが、お渡し (お渡しとは言っていない) のときの様子です。

僕「こんにちは」

妃菜喜さん「こんにちは」

前述の通り認知を避けたいオタクなので名乗りません。

僕「あの、僕はBATON=RELAYの葉澄がすごく好きで」

妃菜喜さん「(何かに気づいたように) あ、バトリレだ!」

妃菜喜さんの視線がどこを向いていたのか把握できなかったので、Tシャツのことか手に持っていた葉澄ぬいぐるみのことかわからなかったのですが、ぬいぐるみのことだということにして話を進めることにしました。

僕「(ぬいぐるみを少し持ち上げながら) 葉澄のぬいぐるみが欲しかったんですけど残念ながらグッズでは出なかったので、自分で作りました」

妃菜喜さん「作った!?」

僕「あ、はい……」

驚かれたのは嬉しかったんですが、僕にとっての本題はそこじゃなくて先に進む必要があったので塩対応みたいになってしまった、申し訳ない……

僕「あの、妃菜喜さんが演じてるキャラは、「好き」の気持ちが強いキャラが多い気がしていて……」

妃菜喜さん「確かに……?」

僕「それがなんか葉澄と一緒に走ってくれている感じがして……。あの、葉澄の夢を一緒に叶えてくれて、ありがとうございます。」

反応に困るだろうなと思いつつも、これが僕の一番言いたかったことなので言いました。

妃菜喜さん「侑ちゃん受かったの葉澄のおかげなんで!」(グーサインをしながら)

…………え?

一瞬意味不明になりましたが、すぐに以前の妃菜喜さんのブログのことを思い出します。

僕が言いたいこと勝手に言い放っただけだったのに、僕が聞きたかったことを言ってくれて、マジで崩壊しかけました。

ていうかそれをはっきりと本人の口から言ってくれるのか……それだけで本当に嬉しく救われた気持ちになりました。

間違いなく声の、想いのバトンは繋がっているんだなと、ずっと思っていたけど、本人を目の前にしてそれをはっきりと確認できた気がしました。

僕「はい、ブログを読んで……そうかなって……」

マジで心がいっぱいで、自分が泣きそうなのかどうかすらよくわからない状態でとりあえず言葉を引っ張り出してました。

この辺で時間がきて剥がされたんですが、剥がしの人が優しいのに甘えて最後に

僕「あの、葉澄だけじゃなく妃菜喜さんのことも大好きなので、これからも応援しています」

とだけ言い残して、その場を後にしました。最後の言葉に対して妃菜喜さんが「ありがとう」とか返していたのかどうか、その辺は正直もう記憶がありません。

出口付近にある特典を受け取り、そのまま会場を出ました。

その後

葉澄とかBATON=RELAYとか今後の向き合い方とかをぼーっと考えながらスクフェス感謝祭のスタンプを集めました。

途中でかなり正気を取り戻したので、移転して再オープンした麺屋はるかで台湾まぜそばを食べました。

台湾まぜそば うまい なぜ。

 

個人的にずっとそうかなと思っていたことの確認を本人の口からとれたというのももちろんめちゃくちゃありがたいんですけど、それ以上に「日向葉澄役 矢野妃菜喜」と葉澄の話を直接できて、妃菜喜さんの中の葉澄を感じられたことがとても自分の中で大きかったなと思います。

信じていないわけじゃないんだけど (むしろ葉澄の誕生日とか今でも毎年祝ってくれてるし) (別に葉澄だけじゃなく他のキャラも祝ってくれてるし) (そういうとこがマジで好きなんですけど) 、「確認」みたいなことはもうこれ以上必要ないな、というすっきりした解放感みたいなものがありました。

これまでもこれからも妃菜喜さんを応援していくことには何も変わりはないのですが、なにか1つの区切りとも言えるような、自分の中でとても大きなイベントになりました。

ここに書き残すことでこの気持ちを忘れずに、これからも日向葉澄を、矢野妃菜喜さんを自分なりの形で応援していこうと思います。